ビットコイン上昇、米CPIは予想通り──さらなる引き締め懸念は緩和

ビットコイン上昇、米CPIは予想通り──さらなる引き締め懸念は緩和

ビットコイン(BTC)は1週間ぶりの高値となり、先週の下落をいくらか回復。当記事執筆時点、4万3900ドル付近で取引されている。年初からは現状、5.2%下落。

12日発表された12月の米消費者物価指数(CPI)が年率7%に上昇し、1980年代初頭以来の高水準となったが、ほぼ事前の予想通りだったことにあと押しされたのかもしれない。

だが市場には、物価がさらに上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締めと景気の沈静化に向けて一段と積極的な動きを取るのではないかとの懸念もあった。

ビットコインをインフレヘッジと考える投資家は増えており、新型コロナウイルス感染拡大が市場と経済を混乱させ、FRBが前例のない金融緩和政策を取り始めた後、価格は上昇した。

「この新しいデータ(CPI)に対する市場の反応は、暗号資産市場が勝利の階段を上っていることを見て、少し混乱するかもしれない。だが今回、投資家はFRBに対してかなりリラックスしているようだ」と暗号資産と外国為替の分析会社Quantum Economicsの創業者マティ・グリーンスパン(Mati Greenspan)氏は12日、ニュースレターに記した。

米株式市場も上昇、FRBがインフレ対策にかなり積極的になるかもしれないという懸念が冷めたためとロイターは伝えた。

イーサリアム(ETH)は24時間で4.2%上昇し、約3370ドル付近となっている。

テクニカル分析

画像:TradingView

ビットコインはチャートに売られ過ぎのサインが表れ、4万ドル付近のサポートを維持。反発は11月に6万9000ドル付近の史上最高値から30%近く下落した後、ビットコインが回復し始めていることを示している。

4時間足チャートの相対力指数(RSI)は買われ過ぎレベルに近づいており、短期間の下落が先行した12月後半と同じ状況にある。だが日足チャートのRSIは売られ過ぎから上昇を続けているため、下落局面では買いが活発になる可能性がある。

短期的な下落トレンドを考えると、4万5000ドル〜4万8000ドルのレジスタンスゾーンに向かう上値は限定的だろう。また、週足、月足チャートでもモメンタムは依然としてネガティブで、上昇は当面、限定的になりそうだ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
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