米インフレ、原因は金融政策かサプライチェーンか

米インフレ、原因は金融政策かサプライチェーンか

アメリカの10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.2%上昇となり、1990年12月以来、31年ぶりの高い上昇率となった。そしてこのニュースは先週半ばにビットコイン(BTC)が史上最高値を更新する直接的な要因となった。

なにがインフレを引き起こしているのだろうか?

ビットコイン支持者や金投資家は、大規模な金融緩和によるドルの価値低下が原因だと主張している。その視点から考えると、インフレは中央銀行には止めることがきわめて難しい、永続的な現象と言える。

一方、エコノミストの多くは、新型コロナウイルス感染拡大の影響でサプライチェーンが混乱していることを原因にあげている。インフレは一時的な問題で、サプライチェーンが正常に戻れば解決すると言う。

以下のグラフは、どちらが正しいかを示すものではない。だが、サプライチェーンの問題の一部を表している。グラフはセントルイス連邦準備銀行の経済統計データ「FRED」から、過去2年間の遠洋貨物(国際物流)のコストを抽出したものだ。

グラフを見ると、コストは1年前から20%上昇している。遠洋貨物のコスト上昇は、サプライチェーンの下流に位置する消費者物価に影響を与える。さらに重要なことは、サプライチェーンの混乱によって、さまざまな商品の供給が遅れつつあることだ。

サプライチェーンの問題は悪化しているのか、あるいは改善しているのか、そのサインを見極める必要がある。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:セントルイス連邦準備銀行
|原文:

おすすめ記事: